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沖縄便り 2003.1
路上に絣の模様。

NHKの朝のドラマ「ちゅらさん」に出てきたのでご存知のかたも多いと思うが、八重山の織物に使われる模様である。

女性が愛する男性に贈る帯の模様で、五つと四つの四角からなり、「いつのよまでも」との意味がこめられている。
琉装写真館。

琉球の衣装を着て写真を撮ってくれる。

髪を高く結いあげるのも沖縄風のヘアスタイルで、中にかもじを入れるらしい。


沖縄便り 2003.2
今年もヒカンザクラを見に、沖縄本島中部にある本部(もとぶ)半島へ出かけた。ここの八重岳(やえだけ)という山に桜並木がある。

ぼんやりとピンクに霞んでいるのが桜。

歩くのが嫌いな沖縄人は、花見ももちろんマイカーで来るのである。
花はちらほら。空はやや曇り。

平日のせいか、桜祭りの会場も閑散としていた。

まだ早かったかな?
花見になくてはならないのが酒である。(ドライバーは飲んではいけない。)

沖縄の県産ビール、オリオンビールもこの時期、桜の模様に衣替えする。

そういえば、オリオンビールは本土の朝日ビールと業務提携したそうだ。

本土でも飲めるようになるのは嬉しいが、やはり沖縄のあの強烈な日差しあってのオリオンビールではないだろうか。


沖縄便り 2003.3
プロ野球のオープン戦、今年は宜野湾市民球場で横浜ベイスターズvs日本ハムを観戦した。

去年は寒くて震えたので、今年はひざ掛けにホッカイロと万全の備えで出かけた。ところが、当日は初夏のような陽気で、日がさすと汗ばむほど。半そで姿も見かけ、ビールがよく売れていた。

ピッチャーのデニーは沖縄出身なのでファンに囲まれていた。背が高く、足が長くてかっこいい。これでコントロールがよく、もう少し球威があったらな(投手の必須条件ではないか)。
握手をして別れる両チームの監督。

中央の後ろ姿がヒルマン監督。手前、白いユニフォームが山下監督。

報道陣が取り囲んでよく見えない。
横浜の人気ナンバーワン、15年目のベテラン、石井琢朗選手。

声援も一番多かった。
旗を振っての応援はごくろうなことである。

席が横浜側だったので、ベイスターズ偏重の写真になってしまった。結果は6対5で横浜の勝ち。


沖縄便り 2003.4
<今年8月のオープンに向けて、試運転を始めたモノレール。

まだ2輌編成でのんびり走っている。モノレールが開業したら悪名高い那覇の渋滞も少しは改善されるだろう。

女性の運転士もいるそうなので楽しみ(?)である。
春になって、海歩きをする人も増えてきた。

海を歩いて海藻や貝などを採るのだが、漁業権の問題もあるので、栽培ないし養殖している場所ではシロウトが勝手に採ってはいけない。
パパイヤの木。

これには実がなっていないが、青いパパイヤである。庭先などに植えられていて、実をひょいともいできて料理に使う。

じつに簡単で、おかず代も節約できるのはうらやましい。

チャンプルーやサラダにすると美味。


沖縄便り 2003.5
国場川沿いの公園に「ちょうちょ園」がオープンした。

月曜休館、無料。散歩ついでに覗くのも楽しい。
温室の内部にはブーゲンビリア(花言葉は「情熱」)などの花が咲き、オオゴマダラがたくさん飛んでいる。
同じ公園内のデイゴの木。

デイゴは沖縄の県花であり、幹は琉球漆器の土台になる。

デイゴの花が咲くと、もうすぐ夏だなという気分。

デイゴの花言葉は「夢、活力」
海沿いの若狭公園には、極楽鳥花(ストレリチア)が咲いていた。

買うと高いのだが、公園になにげなく咲いているのが南国ならでは。

ストレリチアの花言葉は「輝かしい未来


沖縄便り 2003.6
西表島から由布島へ渡る水牛車。

浅い水の中を渡ってゆくあいだ、御者のおじさんが三線(さんしん)を弾きながら沖縄民謡をうたってくれる。
梅雨の晴れ間で、よい天気だった。

由布島は現在は人は住んでおらず、植物園や展示館、土産物屋や食堂だけがある。
旅行の目的は、日本最南端の温泉へ行くことだった。

高那温泉の露天風呂。

水着を着て入るのだが、昼間は日焼けしそうな日差しだ。
浦内川観光ジャングル・クルーズは、この船に乗っていく。


沖縄便り 2003.7
那覇のストリートには手作り看板が多い。

ダンボールや板切れで作って、電信柱やガードレールにくくりつけたもの、道路に立っているものなど。

ライブの告知では開催日がすぎてもぶら下がっているものがあって、やっぱり「てーげー」なんだなと思っていると、いつのまにか新しいものに架け替えられていたりする。けっこうマメなのだろうか? 

ライブのほかには、飲食店の看板と安宿の案内。

裸の男女が立っているのは、マッサージの看板かな? 三線屋さんの看板もある。



沖縄便り 2003.8
沖縄にはもともとお茶を飲みながら「ゆんたく」(おしゃべり)するという習慣があるが、 コーヒー専門店はあまり多くない。コーヒーを飲むより、沖縄すば(そばにあらず)かさんぴん茶(ジャスミンティーのこと)という土地柄なのだ。

しかし、最近では本土にやや遅れて、カフェ・ブームのようだ。  
上と左は、国際通りの県庁寄りにある Bunny's。

牧人舎事務所にも近いので、よくランチを食べに行く。 メニューがしょっちゅう変わるのが特徴。豆乳ジュース(苺、バナナ、青野菜など)がおいしい。

★追記・よく通っていた店ですが、現在は閉店して、跡地は「御菓子御殿」(お菓子屋)になりました。
国際通り中ほどにある Seatle's Best Coffee。

上にある琉球銀行の文字が見えるだろうか。カフェと銀行のATMが一緒になったユニークな店。
上左・ラッフルズ・カフェは牧志の公園のそばにあり、食事もできる。 上右・室内のようす。

牧志の Monkey Pod も新規開店だが、カフェ・バーと銘打っていて、ホット・コーヒーを注文したら 「ありません」といわれた。
Monkey Podの店内。暑いせいか、ソフトドリンクはアイスのみ。カクテルはいろいろあった。
国際通り中ほど、2階にある about cafe。

アバウト気質の県民性そのままの命名。

ちゃんと注文の品が出てくるのか、不安になりそうなカフェだが、まだ入ったことはない。

★追記・ここも建物ごと取り壊されて、いまはなくなりました。沖縄はお店の消長が激しいです。
ご存知スタバ。

市場通りのまん前にあるので、公設市場へ行って一休みするには便利。


沖縄便り 2003.9
那覇市民が待ちに待ったモノレールがいよいよ開通! 

さっそく営業が開始された8月10日の午後、乗りにいってみた(意外とミーハーである)。

新しもの好きは誰しも同じらしく、始発の朝6時から行列ができた。

久茂地のビル街のあいだを縫って走るゆいレール(モノレールの愛称)。ゆいとは「結い」と書き、共同体が協力して作業することをいう。「助けあいの心」の意味である。

駅員さんの制服も琉球絣をプリントした「かりゆしウェア」である。

「かりゆしウェア」とは沖縄版アロハシャツの愛称。2000年のサミットでも各国首脳が着ていたからご存知のかたも多いだろう。

「かりゆし」とは「めでたい」という意味。亜熱帯気候の沖縄では、これがいちばん。稲嶺県知事も着ている。
沖縄には珍しい、駅の雑踏風景。首里駅にて(ちなみに、首里駅から首里城までは数百メートルの距離がある)。

電車に慣れていないウチナンチューは切符を買うにも、乗り降りするにも勝手がよくわからない。
そこで、前もってこんな小冊子を配り、モノレールの乗り方の普及をはかることになった。

右のカードは開業記念の乗車カード(1000円)。


沖縄便り 2003.10
沖縄の海は有名だが、意外に川もたくさんある。那覇市には国場川、久茂地川、ガープ川など、町なかにいくつも川が流れている。国際通りも昔は川だった。川があれば、橋もある。

豊見(とよみ)大橋。新しいきれいな橋である。ワイヤーを何本も張った柱がブルックリン・ブリッジを彷彿させる。

前景にマングローブの林。手前にある白っぽい葉はモンパの木。

その柱を下から見上げたところ。青い空とのコントラストが美しい。

空港から那覇市に入るときに必ず渡る明治橋。ここから58号線がスタートする。

右側のビルには「めんそーれ沖縄」の垂れ幕が下がって観光客を迎える。

沖縄本島、西海岸にある浜比嘉大橋。

勝連半島から、海中道路の手前、浜比嘉島へ渡る。

画面手前のグレーの四角は、お墓である。祖先を敬う沖縄では、お墓はたいてい、海を見晴らす小高い丘の上の一等地にある。

モノレール開通にあわせて国場川に歩行者専用の新しい橋(新明治橋)ができた。

武道館や野球場のある奥武山(おうのやま)公園へ行くのに便利になった。


沖縄便り 2003.11
今年も「沖縄の産業まつり」へ行ってきました。ちょっと変わった、沖縄らしい売りものをいくつか紹介しましょうね。

「しましょうね」については今月の巻頭エッセイ(鈴木主税)を参照のこと。

奥武山(おうのやま)公園で開かれる「沖縄の産業まつり」入口の案内板。
この渦巻状の棒のようなものは麩(ふ)である。沖縄名物、フーチャンプルーはこの車麩で作る。

フーチャンプルー、なかなかおいしいです。
泡盛の甕だが、側面の底近くに蛇口がついている。棚の上に載せておけば、注ぎやすい。

買おうかどうか、真剣に悩んだが、もって帰るのが重そうだったので、とりあえず保留した。
コンビーフハッシュの缶詰。ポーク缶と並んでポピュラーな缶詰である。コンビーフとゆでたポテトを混ぜたもの。

このまま食べてもいいし、オムレツやチャンプルーの具にしてもいい。
沖縄では「かりゆしウェア」(アロハシャツと同じようなもの)の着用を奨励しているが、これはなんと黒の「フォーマルウェア」。

初めて見て、ちょっとびっくりした。
ごぞんじ、三線(さんしん)。

25000円はお買い得の値段である。
エイサーに使う大太鼓。エイサーとは盆踊りのようなもの。

若いお兄ちゃんたちがこの太鼓を小脇に抱え、飛び跳ねながら打つようすは壮観。
沖縄のご馳走、「山羊汁」。


沖縄便り 2003.12
沖縄の人たちは歌と踊りと鳴り物が大好きなラテン系民族なので、路上でのストリート・ミュージックも盛んである。三線一つで場が盛り上がるのを見ていると「いいなぁ」と羨ましくなる。

一念発起して、三線を習ってみるか……。

国際通りにある沖縄物産の店「わした」の前で三線と歌のライブ演奏。三線を弾く「おじい」はかっこいい。
本格的にドラムセットまで設置した路上パフォーマンス。

国際通りの中心部、三越デパート前で。
こちらは国際通りの県庁北口側、りうぼうデパート前の広場に設置された舞台の上でジャズの演奏。
取り壊された元ショッピング・センター跡(これも国際通り)の空き地で、若手グループ「アイロウ・アンド・タカ」のライブ。